奥様が心配していた怪我もなく、無事ツール・ド・おきなわで完走できました。
今日はそのレポートを書いてみたいと思います。 --レース前日-11月11日(土)----------- 選手登録のために名護へ。 会場はレースに参加する人が集まっていたり、 ブースが出店してあったり、なかなか盛り上がっていました。 僕のテンションも上がります。 記念グッズや企業ブースがあり、「ああ、レースっぽいな~」と思いました。 僕もレース中のエネルギー源を購入し準備万端?です。 地元のマスコミが取材を行ってました。 選手登録で女の子から「がんばって!」 開会式。 外国人選手もいっぱい参加するらしく、スタイルのいい西洋人にビックリです。 CompexSportのブースでアクティブ・リカバリー(クールダウン)プログラムを体感。 結構なお値段ですが、トレーニングもマッサージも出来る優れものです。 その分お値段もそこそこですが、いつかゲットしたいな~。 スタッフの方も感じが良かったし、疲労も取れてホントに助かりました。 奥様の担当はアイスとコーヒー牛乳。 名護にいたときにいつも行っていたそば屋で遅い昼食を。 本当はチームの方に誘ってもらってたので、そのまま名護に泊まりたかったのですが、 我が家には日々の散歩とご飯が欠かせないポントラが… と言うことで、一旦帰宅し夜中に再出発して、車で仮眠をとることにしました。 ワゴンの後ろにふとんを敷くという、ちょっと無謀な作戦だったのですが、 結構快適で大会当日を迎えることが出来ました。 --レース前日-11月12日(日)----------- いつもは朝が弱い僕ですが、さすがにちゃんと目が覚めました。 7:15のスタートにあわせ、4:50に起床。 アップもかねて会場や周辺道路をプラプラしてたのですが、 暗い道を疾走するチームや入念にストレッチをする人など、 レースにかける意気込みがビシビシ伝わってきます。 その後チームの人と合流し、レース会場へ。 (奥様とはここでいったんお別れ。) チームの人と一緒に行動したおかげでスムーズに並べましたが、 たぶん一人だったらかなり後ろに並んでたな~って感じの参加者数にビックリです。 市民50kmには410人も参加してたらしく、妙なテンションになります。 うわさでは落車(転倒)がかなり多いとのこと。 もしも自分が引き金になったらかなり気まずい… 巻き込まれても完走が遠のく+自転車が傷付いてしまう… 「落車に気を付ける+1時間30分を切る」を目標にいざスタートです。 --レース中----------- ここからは写真がありません。 チームの人と一緒にスタートしたので、かなり気は楽でしたが、はじめのうちは緊張しまくりでした。 前も後ろも、右も左も、自転車だらけです。 「こりゃ落車もあるな~」なんて思いながら慎重になってたのですが、 時間が経つに連れて公道を自転車だけで使える楽しさがだんだん強くなってきました。(その間5分) 好位置からスタート出来たこともあり、200m先に先頭が見える状態。 「あ~、先頭が見える。完走だけで本当に良いのか? 出来ることなら順位は上の方が楽しいんじゃないの? でもきっと先頭集団は力を温存してるだけだよ? あそこに追いついても、後半厳しくなるぞ。どうする?」 なんて、ずっと考えながら走ってると 「落車~~!」 「ストーーップ!!!」 え~~?、っと思った瞬間に目の前に無人の自転車がごろんと横たわってる。 必死で避けるとさらに「ゴメンなさい」と言ってる人がうずくまってる。 噂の落車を初めて目の当たりにしてちょっとビックリしました。(5km地点くらい?) その後も「落車~~!」「ストーーップ!!!」が数回。 奇跡的に回避できたものの、 僕の目の前でリアルに転ける人などもいて、 「このままじゃ危ない」と思い前に出る事にしました。 (後ろにいれば居るほど、前の人が転ける確率が高いので。) その後も後方や真横で数回落車があったみたいですが、 巻き込まれることなくレースが出来て良かったです。 ※目にした落車で一番ひどかったのは自転車が縦に回ってるやつでした。 噂で一番危ないと聞いていた本部大橋での出来事だったのですが、 その落車をキッカケに後方が遅れはじめ、第一集団が発生した気がします。 落車を上手く回避できたのと、チームの店長M堂さんとU原さんに追いつけたため、 「これはひょっとしてひょっとするんじゃないの? 上手くいけば第一集団でゴール出来ちゃう?」 なんて思ってたのですが、 やっぱり第一集団ペースは速くどんどん縦長に。 「がんばればついて行けそうにも思えるし、でもついていったら後半…」 そんな事を考えているうちにジリジリと後退して、気付くと同じ感じの人が集まって 第二集団が出来てました。 ※恥ずかしい事なんですが、自転車でコースを走ったのがレース当日だったのです。 これがいけませんでした。 車では下見したのですが、車での見た目と坂の感じが結構違ってたので、 走ってるうちにだんだん不安になってきてペースダウンする結果になってしまいました。 第二集団でしばらく真ん中~後ろの辺を行き来してたのですが、ここでまたまた問題発生。 その問題とは下り坂のスピードです。 結構な下り坂でうねうねしてる、しかも自転車がいっぱい。 そんな状況でも、みんなガンガンにペダルを踏んで下っていっちゃう。 登りは結構平気なのですが、ロードレースの細いタイヤに信頼がない僕は ここでもジリジリ後退しちゃって… 登りでは先頭にたつのに、下り坂が終わった時点では最後尾。 これを繰り返してるうちに突然の平地。 「あ~、こりゃまずいな~」 と思ったのですが、時既に遅しです。 人力で進む自転車。予想以上に空気抵抗が大きいのです。 前に人がいるのと居ないのでは大違いになっちゃって、 スピードも消費する体力もかなりの差が… 必死で追いつこうと思ったのですが、あいにくそこからは風が強い区間。 当然集団で走る方が早く、またまた集団から後れる結果になりました。 残念。 その後は同じように集団からはぐれたチームの方と協力して走りなんとか完走した次第です。 ゴールシーンです。(奥様のミスショット) チームのみんなで記念撮影です。(僕は左端) 結果はタイム1時間27分06秒 80位/410人 全種目が終わった後は、ふれあいパーティーが開催されました。 食べ放題の飲み放題。ブタの丸焼きも3匹出るというかなり豪華なものでした。 夕日がキレイだったので。 反省点としては「下り坂の強化」と「コースの下見はしっかりと」です。 目標は達成出来たのですが、もっといけたかもって気持ちが強いので微妙な心境です。 「ただ参加して完走できれば良いか」 ↓ 「上位を目指したい」 って欲が出たのは良いことと奥様は言いますが… --ツール・ド・おきなわのまとめ----------- いろいろありましたが、参加してホントに良かったと思います。 完全に公道を閉鎖して自転車が走れることをはじめ、 沿道で応援してくれる人や至れり尽くせりの大会運営など、 やんばる(沖縄北部地域)の人達の協力には本当に感謝です。 また、会場では「ここは日本か?」と思うほど自転車が多く、 自転車と自然に接してる人ばかりで不思議な感じがしました。 10年前に名護に住んでて、毎年開催されてる事も知ってたのに、 参加したり応援しなかった事をちょっと後悔してますが、 今後はコンスタントに参加して行きたいイベントだと感じました。 (しっかり練習して悔いがない結果が出せるようにです。) レースだけじゃなく沖縄の自然を体感できるサイクリングコースなどもあるので、 県外の人も是非参加してみてはいかがでしょうか?
by paburica
| 2006-11-13 11:59
| 自転車
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